ANA陸マイラーが持つべき高還元率クレジットカード

どうもこんばんは。ループの螺旋階段です。ANA陸マイラーを目指す方に捧ぐシリーズです。今回は高還元率でマイルに返還できるクレジットカードの紹介です。

カードの選び方と使い方次第で、還元率を格段に上げることができることを解説していきます。

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ANAカードの還元率は?

まずは普通に何も考えずにカードを使った場合の還元率を確認しておきましょう。
 
ANAカードにはざっくりと分けて、一般カード、ワイドカード、ゴールドカード、カードプレミアムの4種類が存在しています。各カードの年会費と還元率、マイル移行手数料は下記です。
 
・一般カード/ワイドカード
 ana-credit-n
 
・ゴールドカード
 ana-credit-g
  *1 ANAグループ利用で1.5%

・カードプレミアム
 ana-credit-p
  *2 ANAグループ利用で2.5%

いずれもカード利用額に合わせてカード会社毎のポイントが付与され、そのポイントをマイルに交換することとなります。

一般カード、ワイドカード、ゴールドカードは移行手数料に差があれど、還元率はいずれも1%です。カードプレミアムになると、2%の還元率ですが年会費があまりに高額であり、一般市民にはちょっと現実的でありません。

なので、ここからはカードプレミアムを除外した上でどのカードを利用すべきかを考察していきたいと思います。

メイン利用すべきカードは?

visa-gold

いきなり結論を言ってしまうと、
 
 VISAカードかMASTERカード

となります。その理由は、通常1%の還元率を使い方によって、引き上げることができるためです。

なお、この引き上げには既に別記事で紹介したANA陸マイラーにとって必需品となっている”ソラチカカード”が必要なのでご注意ください。

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VISA/マスターカードを選ぶべき理由

VISA/マスターカードが還元率を1%から引き上げるのに有利な理由は3つあります。
 
 1)マイ・ペイすリボによるボーナスポイント
 2)決済額に基づくボーナスポイント
 3)ボーナスポイントをGポイントへ交換可能
 
それでは、各項目について掘り下げていきましょう。

マイ・ペイすリボによるボーナスポイント

ribo

VISAのリボ払いサービスである”マイ・ペイすリボ”を利用することで、通常利用で得られるポイントと同数のボーナスポイントを得ることができます。

私が陸マイラーになりたての頃は、リボ払いサービスに登録した上で高めの金額を設定することで、全額一括払いをしてもボーナスマイルをもらえていました。しかし、同じような行為をする人が多すぎたせいか、制度が変更となって現在は金利を払った人に対してのみボーナスポイントが付与されるルールとなっています。

実際のところ、”リボ払い”と聞いて抵抗感がある方もいるかと思いますが、この”マイ・ペイすリボ”は月々のリボ払い額を都度変更できることが特徴のサービスなのです。

極端な話、毎月1円でも金利を払う金額の設定を行えば、ボーナスマイルを得ることができるとも言えないこともないですが、確実にボーナスポイントをもらうためにはちょっとしたコツがいります。金利を最大限抑えることができるのかについては後述します。

前年決済金額に基づくボーナスポイント

前年度の決済額に応じてV1〜V3の格付けを行い、次年度の決済額に応じてボーナスポイントを付与するというサービスです。また、ゴールドカード以上か否かでも付与されるポイントは異なります。詳細は下表にまとめています。

mile-table1
 
当然、決済額が高いほど付与されるボーナスポイントは多くなります。ただ、あくまでも前年の決済額に応じてのポイントなので、カードを作った初年度は対象外となります。

ボーナスポイントをGポイントへ交換可能

ボーナスポイントは通常のポイントと異なり、還元率が悪いです。通常ポイントとボーナスポイントを直接ANAマイルに交換した際の還元率は下記です。

・通常ポイント:1ポイント10マイル(決済額比1%)
・ボーナスポイント:1ポイント3マイル(決済額比0.3%)

ところが、ボーナスポイントをマイルに変換するにあたり、直接マイルに交換せずに、別ルートを経由するとことで還元率を上げることが可能です。

変換ルートは下記の通りです。例として、Gポイントへの交換が可能となる200ボーナスポイントからスタートをさせた計算としています。

point-exchange
 
ボーナスポイントをGポイントに交換し、Gポイントをメトロポイントに、その後ソラチカカードを経由してマイルに変換するというルートです。このルートでは1ポイントあたり4.46マイルになるので、素直にマイルに交換すると比較すると1.49倍となります。

VISA/MASTERカードの還元率は1.45%以上

上記で紹介したマイ・ペイすリボの活用やGポイント経由でのマイル交換を駆使することで、還元率がどれくらいになるかを下記の表にまとめました。それぞれ、年間決済額を100万円、300万円、500万円で場合分けして、カードプレミアム、ワイドゴールド、一般カードにおける還元率を算出しています。

mile-table2

当然ですが、カードのランクが高く、決済額が大きいほど還元率が高くなる傾向にあります。

カードプレミアムは年会費が高いだけあり、参考値のような扱いになってしまうかと思いますが、年間100万円の利用でも2.26%の還元率、500万円を利用すれば2.44%まで還元率を引き上げることができます。

ゴールドカードだと、100万円の利用でも1.53%となります。500万円まで達すれば1.71%という還元率にまで一気に上がります。

一般カードではゴールドからは落ちますが、それでも100万円の利用で1.49%です。さらに500万円となると還元率は1.58%です。

一般カードとゴールドカードを選ぶか

ここで注目したいのが、ゴールドカードと一般カードの決済金額ごとでの還元率の差です。
 
 500万円:0.13%
 300万円:0.07%
 100万円:0.04%
 
上記のように、決済額が100万円程度であれば大きな差が出てきませんが、300万円以上となると、そこそこ差が出てきます。あとは、ご自身の決済予定金額と年会費との兼ね合いと相談をしながら決めていただければと思います。

年会費圧縮を考えるのであれば、ステータスの無い1年目は一般カードとし、2年目以降からゴールドカードとすることがオススメです。

マイ・ペイすリボ利用の注意点

ここまででANAカードはVISA/MASTERカードが還元率的にメリットがあることがわかっていただけたかと思います。しかし、この高還元率を発揮するためには注意点が必要です。 

マイ・ペイすリボで金利を発生させることで、ボーナスマイルが得られることは前述した通りです。ではどのように運用すれば、この際の金利を最小コストに抑えることができるのでしょうか。

具体的にリボ払いの規定金額の基本設定を10万円にした場合で2つのケースを考えてみましょう。
 
例1 月に8万円を使った場合
規定金額の10万円に達していないので、8万円全額が一括支払いとなります。

例2 月に12万円を使った場合
規定金額の10万円から2万円分規定金額を超過しているので、2万円がリボ払い対象となり、2万円に対して金利(年15%)が発生します。

例2のケースでボーナスポイントが付与されます。しかし、金利年15%は2万円に対してかかってしまいます。ここで金利分を極小化するためにリボの設定を変更し、リボ払い金額をギリギリまで少なくすることが重要です。

ここで発生する金利は極端な話、1円でも構わないのですが、計算上あまりにリボ対象金額を減らすと金利が発生しないケースがあるので注意必要です。

具体的な計算は割愛しますが、下記の2つのポイントを押さえてもらえればOKです。
 
 ・1回目の支払いを1,000円以上残す
 ・2回目以降の支払いは100円以上残す
 
ちなみに、毎月の設定金額変更はWEBから可能です。

他のANAカードではダメなのか?

結論から言うと、良くありません。対抗馬となりそうなJCBカードも似たようなサービスとして”支払い名人”というサービスがありますが、マイ・ペイすリボほどのボーナスポイントは得られず、VISA/MASTERカードのような還元率は発揮できません。
 
ダイナースやアメリカン・エキスプレスカードに至ってはリボ払いによるボーナスのシステムすらありません。
年会費を極力欠けたくない場合は?
今回紹介しているANA-VISA/MASTERカードはゴールドにした場合は1.45%~1.71%の還元率となりますが、いかんせん1万円超の年会費が高いとも言えます。そんなに年会費はかけたくない!という方にオススメのクレジットカードは別記事で紹介しています。年会費無料で1.35%の還元率のカードとなります。

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前回に引き続き、今回もANA陸マイラーが持つべきクレジットカードの紹介です。前の記事ではANA-VISAカードかANA-MASTERカードであること...

ANA陸マイラー高還元率クレジットカードのまとめ

いかがでしたでしょうか。ちょっと手間ですが、VISA/MASTERカードは運用の仕方によって、還元率を高めることができることがお分かりいただけたかと思います。一見複雑に見えますが、慣れてしまえば簡単な作業なので、還元率を1.7%まで引き上げるこの手法を実施しない手はないです。

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