JALグローバルクラブ(JGC)のメリットまとめ

2015/09/13

どうもこんばんは。ループの螺旋階段です。JALの各ステータスのメリットをまとめるコーナーの第３弾です。今回は純粋なJMBのステータスとは異なりますが、JALグローバルクラブ(JGC)のメリットを紹介したいと思います。

JGC会員であっても、前年の搭乗実績に合わせて、JGCステータスがつきますが、ここではステータスを持たない、いわゆる平JGC会員のメリットをまとめます。

JGCの入会条件

1月〜12月のFLY ONポイントが50,000に到達、すなわちJMBサファイア到達と同じ条件を満たすことが第一条件です。

その上で、JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかのカードを持つことが必要です。これらのカードはいずれもクレジットカードとなり、最低でも10,800円以上の年会費が発生します。

JGCのポイントは、いずれかのカードを持ち続ける限り、契約が自動更新することです。つまり、一度、JGCに入ってしまえば、半永久的に権利が継続されるということです。このため、１年だけ頑張って飛行機に乗りまくり、JGCに入会する修行僧が後をたたないのです。

JGCのメリット

マイル関連のメリット

初回搭乗ボーナス

毎年初回の搭乗ごとに3,000マイルがゲットできます。JGC入会後の初回、というわけではなく毎年貰えることがポイントです。

マイルの価値は使い方によりそれぞれですが、特典航空券として利用する際は1マイルあたり2円とみるのが一般的です。JGCカードで1番年会費が安いものは10,800円ほどなので、それだけで半分以上、年会費の元を取れているという計算ができなくもないです。

マイルアップ

搭乗ごとに獲得できるマイルに加えて貰えるのがボーナスマイルです。JGCにおいては積算率が35%となります。クリスタルにおいても55%、サファイアにおいては105%のマイルを余分に獲得できていたことを考えるとちょっと寂しい積算率です。ここがJGCとサファイアの大きな違いです。

予約時のメリット

JGC専用予約デスク

これまでのクリスタルやサファイアのメリットのまとめでも触れてきていますが、JALがANAと比べて最大に劣っていると感じているのは、WEBからの予約変更ができないことです。ANAからJALに乗り換えた頃は、今日日そんなことがあるのかと、驚かされました。今でも改善して欲しいポイントのナンバー1です。

そんなJALなので、突然の予約変更の際には電話をかけなければなりません。そういう面で、専用の予約デスクは電話が繋がりやすくなるという大きなメリットがあります。

優先キャンセル待ち

希望便が満席の際のキャンセル待ちが優先的に取り扱われます。優先度としては、ワンワールドのサファイアステータスと同様なので、JMBサファイアと同等でワンワールドルビーであるJMBクリスタルよりは上といったところです。

しかし、このJMBステータスとJGCステータスとワンワールドステータスの関係は実に分かりにくいですね。別記事でまとめて、理解をスッキリさせたいところです。

国内線前方座席指定サービス

これは、同等サービス受けられるサファイアにもなかったサービスです。電話やホームページから予約をする際に、前方座席を優先的に指定することができます。

私はこのサービスには大きなメリットを感じています。ANAのDIAだった頃はこのサービスの恩恵を受けていた実体験から実感しているメリットなのですが、最前方に座ると当然飛行機を最初に降りることができます。

これにより、空港から出発する交通機関にいち早く乗ることが可能となります。せっかちな私にとっては実に嬉しいサービスです。

空港でのメリット

チェックイン

これはサファイアと同等のサービスです。国内線ではJGCカウンター、国際線ではファーストクラスのカウンターを利用することができます。閑散期ではそれほどメリットを感じませんが、繁忙期でカウンターに長蛇の列ができているときなどは、ありがたいサービスです。

受託荷物の優先引き渡し

これもサファイアと同等で、プライオリティバッゲージサービスを国内線、国際線を問わずに受けることができます。荷物を受託せざるを得ないときには、大変便利なメリットです。また、国際線ではこのタグを付けられることで、ロストバッゲージのリスクも大幅に減らすことができるのも大きいですね。

手荷物無料許容量

JALの国内線なら+20kg、JALの国際線ならプラス1個(32k以内)、ワンワールド加盟航空会社であれば、1個 or +20kgとなります。海外旅行の帰りに荷物の制限をあまり気にせずによくなるというのは、そこそこメリットを感じていただけるかと思います。

優先空席待ち

当日、空港で行う空席待ちの優先度が上がります。

優先度S：ダイヤモンド、JGCプレミア、oneworldエメラルド

優先度A：サファイア、クリスタル、JGC、oneworldサファイア、oneworldルビー

優先度B：その他

JGCの優先度はAとなります。急な予定変更の際に少しでも早く帰りたいときなどに非常にメリットがあります。実際に出張で空席待ちをしたときの感覚でいくと、クラスJは優先度Sで終わってしまいますが、普通席であれば優先度Aでも逃したことはないです。

JALグローバルエントランス

対象となる空港は羽田、伊丹、新千歳、福岡と限られていますが、JGCカウンターの横にある専用のエントランスから保安検査場に入ることができます。

限られた会員しか利用できないエントランスなので、繁忙期や出発時間ギリギリでの保安検査時に絶大なメリットを発揮します。

繁忙期は飛行機に乗り慣れていない人が多いため、通常の保安検査場では非常に時間がかかりますが、専用エントランスではその心配もありません。

ファーストセキュリティレーンの利用

成田国際空港第２ターミナルのJAL国際便利用時に専用のセキュリティチェックを利用できます。こちらも、夏休みや年末年始の繁忙期に無駄な時間をかけずに済むメリットが大きいです.

ANAで同様のサービスを年末に使った際は笑っちゃうくらい一瞬で手続きが完了しました。

優先搭乗

これまた、サファイアと同様のサービスです。一般利用者に先立って、飛行機に搭乗することができます。荷物棚を自席の近くの場所で選べたり、いち早く眠りにつけたりと、メリットが大きいです。

ラウンジ利用のメリット

これもサファイアと同様のサービスとなります。本人だけでなく。同行者1名までは無条件で、それ以上はラウンジクーポンを使うことで、＋2名までを追加することができます。

国内線のラウンジでは、ビールなどのアルコールを含むドリンクやスナック菓子程度しか提供されませんが、余裕をもって空港に着いたときなどに重宝します。ただ、最近はJGC持ちが増えたのか、混雑していることに加えて、年々サービスが低下していることも感じるのもまた事実ですが。。。

国際線のラウンジは軽食も取れるので、メリットはまだ大きいですね。ワンワールド系列の海外ラウンジも自由に使えることは、国際線の乗り継ぎの際に、待ち時間が長いときなどは大変助かります。

その他のサービス

JGCプレミアになる資格

ここまで色々とJGCのメリットを紹介してきましたが、実はサファイアと大差が無いことに気づいていただけたかと思います。ただ、ここで紹介するJGCプレミアになれる資格が得られるというのはサファイアには存在しないかつ、大きなメリットなんです。

JGCプレミアについては別記事で詳細を説明しますが、JGCに入会してる際にFLY ONポイントが80.000を越えた際になれるステータスで、ワンワールドのステータス的にはエメラルドになります。これはサファイアとは一味違ったサービスをうけることができます。

その年にダイヤモンドにまでなれる見込みであれば、必要ないですが、ダイヤモンドまでは厳しそうかつ80,000ポイントは達しそうという際は是非JGC会員になっておくことをオススメします。

ノベルティ

これもサファイアには無いサービスです。入会時に限り、JGCのオリジナルバッゲージタグをもらうことができます。また、オリジナルのダイアリーについては、毎年もらうことができます。

携帯電話レンタルサービス

これはサファイアには無かったサービスです。最長14日間、携帯電話を無料でレンタルできるサービスです。通信料は自分で負担しなければなりませんが、海外では公衆電話が平気で壊れていたりするので、もしもの時用に携帯電話を持っておけるというのは精神安定上、結構なメリットがあると思います。

JGCのメリットまとめ

ここまで散々ご紹介してきたように、JGCのメリットは毎年FLY ONポイントを50,000ポイント貯めないと到達できないJMBサファイアステータス並みのサービスを、カードの年会費を払う限り半永久的に受けることができる、というのが最大のメリットです。

1度、サファイアのサービスを経験してしまうと、平会員の不便さに戻るのが嫌で、JGCに入りたくなってしまうかと思います。それくらい、優先搭乗や専用エントランス、ラウンジサービスは魅力があります。たまにLCCを使うときなどは、待ち時間が長かったり、何の優遇も無かったりと非常に寂しい気持ちにさせられるもんです。。。