長崎・天草の旅 第1回 〜長崎到着・龍馬エリア・浦上エリア編〜
どうもこんばんは。ループの螺旋階段です。長い前フリが終わり、今回から長崎・天草の旅の旅行記の開始です。まずは1日目の様子をお伝えいたします。
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目次
長崎への道
ANA利用
今回は久々にANAに搭乗です。年初にフランクフルトからの帰りにファーストクラスで載って以来のANAです。羽田の第二ターミナルに行くのも実に久々です。
アガる
第二ターミナル側にはこんな看板がありました。ヒコーキで行くとアガることには同意ですが、彼らが広告塔であると思うと、団長さんはなんとなくサガってしまいます。
なぜANAにしたかというと、マイルが余っていたからなんです。スペイン旅行で使い果たしたと思われたマイルも解約するクレジットカードのポイントを移行したり何だりで気づけばそれなりにマイルが貯まっていました。現在は絶賛JALマイラーなので、有効期限が切れる前にANAマイルを使い切らなければならないのです。
ラウンジ
これまた久々のラウンジです。2014年はDIA会員だったので、スイートラウンジを使っておりました。なので、ノーマルなラウンジは1年半ぶりくらいです。ノーマルなラウンジには稲荷寿司が置いていないのが寂しい限りです。ビールも一番搾りとスーパードライで、ヱビスもプレモルもありません。。。
朝一のビール
軽食はラウンジ内に軽食がないため、持ち込みです。とりあえずビールを飲んでおきます。この日1番最初に体内に入れるものがビール。良い旅が始まる予感です。
ANA661便
長崎は九州の西端と言うこともあり、普段乗りなれている羽田-伊丹便と比較すると、さすがに遠いです。気づけば深い眠りに落ちてしまい、飲み物をお願いする間も無くあっという間に長崎空港に着いていました。
長崎へ到着
思案橋・龍馬エリア
長崎空港→長崎市内
電車はないので、バスで市内へ向かいます。これが田舎の空港のめんどくさいところですね。空港からは1時間弱の道のりです。ちなみに、往復チケットが売られています。片道800円が往復でも1200円でお得です。片道しか使わない場合でも、複数人で分けて使うことも可能です。偶数人数での旅行であれば、回数券購入をお勧めします。
長崎新地中華街
個人旅行の厄介なところはかさ張る荷物です。早々に荷物の呪縛から逃れるために、まずはホテルへ向かいます。バスの降車場からホテルの間に中華街があったので、寄ってみることにします。
長崎新地中華街
横浜、神戸と並んで日本三大中華街となっています。この2つは既に行ったことがあるので、これで三大中華街を制覇だなと思いつつ歩いていると、思いのほかこじんまりしています。
そして、呼び込みの人の押しが弱い。横浜中華街のように、油断していると手に甘栗を握らせてくるような強気さは皆無です。これはこれで歩きやすいのですが、何となく活気が感じられず、寂しい気がしなくもないです。
ホテル到着
中華街を後にして、ホテルに到着です。今回のホテルはリッチモンドホテル長崎思案橋です。長崎で飲み屋街といえば、思案橋界隈なのですが、そこのど真ん中に立つ立地のホテルです。
昼食:天天有
長崎に来たからには、一食目はちゃんぽんを食べないわけにはいきません。事前に目をつけていた天天有という中華料理屋がホテルの近くにあるので、そちらに向かいます。
天天有のちゃんぽん
その際の詳細は下記をご参照ください。
長崎市内観光(1日目・午後)
眼鏡橋
路面電車の思案橋駅からアーケード街を歩くとあっという間に眼鏡橋にたどり着けます。長崎市内の観光スポットはこじんまりとコンパクトに密集しているのが良いですね。
眼鏡橋は日本初の石造りのアーチ橋です。この日は天気もよく、風も殆ど吹いていないことから、水面に綺麗に橋が移り、はっきりと眼鏡の形でみることができました。
眼鏡橋
まずは一本手前の橋から写真をパチリ。バックに控える山も相まって良い風景です。階段で下にも下りることができるので、下りてみます。この階段がめちゃくちゃ急かつ、踊り場的な部分が殆どないです。油断すると川に落ちるレベルなんで、皆様ご注意を。
川には飛び石があります。この飛び石の真ん中から眺める眼鏡橋もなかなか乙なもんです。
ローアングルからの眼鏡橋
角度を変えて・・・
坂本龍馬エリアへ
眼鏡橋からは風頭公園付近へ向かいます。ここは完全に坂本龍馬に癒着していると言っても過言ではないエリアです。龍馬像から資料館まで龍馬尽くしです。そんな龍馬エリアへの道のりは、龍馬通りからです。
全ての道は龍馬に通ず
事前に地図で確認したときは、眼鏡橋から歩いてもたいした距離じゃないと高をくくっていましたが、いざ歩き出すと引くくらいの坂です。しかも生半可な坂じゃなくて、急坂です。加えて、この日は天気もよかったので、猛暑も我々の体力を奪っていきます。
70mか100mか、それが問題です
亀山社中記念館
龍馬通りを進み、急坂を上った先には亀山社中記念館があります。中は坂本龍馬や海援隊関連の資料が展示されています。ちなみに、亀山社中というのは龍馬氏などが中心に興した日本初の商社だそうです。亀山社中が薩摩藩のために小銃などを仕入れたことが薩長同盟に繋がったとか何とか。
亀山社中記念館
坂本龍馬へは特に思い入れはありませんが、彼がここにいたのかと思うと、ちょっと感慨深いですね。私も思わず一員になってみました。
祝・入隊
そして、ここら辺の資料館は完全に武田鉄矢の縄張りと化しています。
名誉館長
ここまで、亀山社中記念館の中身についても説明が全くないですね。中は非常に狭いのですが、亀山社中時代のものが展示されている記念館となっています。基本的に展示品の撮影はNGなので、写真はないです。ただ、記念撮影ように龍馬氏のパネル的なものは置いてあります。
おなじみの坂本龍馬
龍馬のぶーつ像
続いては、亀山社中の近くにあるぶーつ像です。龍馬氏がブーツを履いていたことにちなんで、長崎の風景を望める位置にぶーつ像が設置してあります。当然、このぶーつ像には足を入れることも可能です。
それにしても、長崎というのは、山に囲まれているのだなと実感できる風景です。この写真は山の中腹から撮影していますが、海を挟んだ対岸にも山があります。この山に囲まれた立地が新世界三大夜景に選ばれる1つの要素となっているようです。
亀山社中資料展示場
続いて、また亀山社中関連です。既に先ほどの亀山社中記念館で満足はしていたのですが、“入場無料“の響きに誘われて、入場してみます。
中には幕末頃の明治維新に関わった人たちの写真が多く展示されています。あと、ここを訪れた有名人のサインなども合わせて飾ってあります。当然のように武田鉄矢氏のサインも発見です。
ここの特徴は龍馬の写真との記念撮影を執拗に勧めてくるところです。刀やら小銃、ちょうちんなど写真撮影に使うための小物も充実しております。写真はアップしませんが、思わず撮ってもらってしまいました。
坂本龍馬像
ここまでで、かなりのスタミナを消費してしまっております。何せ猛暑の中の坂道なので。しかし、まだ終わりません。坂本龍馬像を見なければならないのです。そんなものは、高知の桂浜で何回も見ているのですが、ここまで来たからには、長崎Ver.を見ないわけにもいかないのです。
龍馬像は風頭公園内にあります。が、亀山社中展示場からこの龍馬像までは上り坂かつ結構な距離を歩く必要があります。ヘトヘトになりながら、龍馬像とご対面。
高台から長崎を眺める龍馬氏
小休止
龍馬像を見終わり、この後は旅程では長崎の伝統工芸的な凧を買いに行きたいところなのですが、もう体力の限界です。疲れ果ててます。そんなことを考えながら歩いていると、公園内に喫茶店を発見です。渡りに船とはまさにこのことですね。小休止です。
汗だくで入店してきた団長さんを見て、気の利くマスターは一番エアコンが効く席を勧めてくれました。素晴らしい。彼に眼鏡橋から歩いてきたと告げると、ドン引きしてました。地元の人はまず歩かないんだそうです。そりゃそうだ。
涼しい店内で椅子に座り、冷えた飲み物を飲む。これだけで体力は驚くほど回復するもんですね。さて、旅程を進めてまいりましょう。
小川ハタ店
お土産に長崎の伝統工芸品である凧が欲しく、寄ってみました。ちなみに、”タコ”ではなく”ハタ”と読むそうです。
店の人が誰もいない中、凧を物色していると、職人のおじさんがやってきました。何でも今は紙を染めている時期で忙しいんだそうです。長崎は梅雨があけたばかりで、梅雨明けで乾燥している今が、紙の染め時なんだとか。
凧についていろいろ語ったおじさんは、最後に「今忙しい時期だから、あんまり説明できなくてごめんね」的なことを言っていました。忙しいときで、これだけ説明をしてくれるんだから、暇なときに来店したら大変なことになるんじゃなかろうか・・・
浦上エリア
平和公園
つづいて、浦上エリアへ路面電車で移動します。浦上エリアまでは距離が結構あるので、歩くことは断念です。浦上エリアでの1箇所目はおなじみの平和公園です。
平和公園入口
平和の泉
平和記念像
おなじみの像がありました。8月9日が近いこともあり、式典の準備なんかも行われています。ちなみに、入り口から平和記念像までは、結構な高低差があるのですが、エスカレーターが完備しています。すばらしい配慮。
浦上天主堂
平和記念公園を後にして、大浦天主堂に向かいます。この旅で何度となく見ることになる教会シリーズの第1弾です。
平和公園側から見た浦上天主堂
浦上天主堂
本日は拝観出来ません
相変わらずの坂道を上ってみると、休館日でした。。。どうやら、賛美歌かなんかを合唱するイベントが行われていたようです。うーん、巡り会わせが悪い。
原爆資料館
浦上天主堂の次は原爆資料館です。広島のは行ったことがありますが、長崎は当然初めてです。まぁこの手の施設は色々と考えさせられるものがありますね。
写真撮影は可能でしたが、特に撮影もせずに終了です。
一本鳥居
原爆資料館のあとは一本鳥居です。恥ずかしながら、ガイドブックを読むまで、存在すら知らなかったのですが、写真を見て以降、どうしても実物を見たいと思っていたのがこの鳥居です。
下から見た鳥居
上から見た鳥居
横から見た鳥居
鳥居の残骸
原爆の影響で半分が吹っ飛びながらも半分だけ残った鳥居。何か訴えかけてくるものがあります。
小休止
ここまでで今日の観光は終わりです。暑い中、アップダウンのある道を歩き回ったのでさすがに疲れました。てことで、甘いものをとるために休憩です。長崎名物ミルクセーキを食べます。
行ったお店は銅八銭というレトロな雰囲気の喫茶店です。で、ミルクセーキはこちら。
そびえたつミルクセーキ。セーキと言いつつも、カキ氷に近いです。その味はというと、すっきりとした甘みでしつこさがなく、夏にピッタリな味ですね。ただ、量がちょっと多く完食にはてこずります。
夕食:多ら福 亜紗
この日の夕食は“多ら福 亜紗”という居酒屋です。長崎市内の居酒屋においては、食べログのランキングで1位になっている店です。予約必須だろうと思い、予約をして入店です。詳しくは下記リンクを参照いただきたいのですが、どれも新鮮な素材かつ、良い味付けで当たりの店でした。
ホテルへ
多ら福 亜紗でしこたま飲んだので、そのままホテルのベッドへ直行でも良いのですが、実はホテルへのチェックインの際にウェルカムドリンクのチケットをもらっていました。これを使わないのは実にもったいないので、ホテル1Fのレストランに向かい、ビールをいただきます。
〆のビールってのもなかなか乙なものですね。
1日目まとめ
そんなこんなで怒涛の1日目が終了です。長崎は観光エリアがコンパクトにまとまっているので、徒歩移動を中心で良いかなと思ってましたが、想像以上に坂や階段の連続にやられてしまいました。単純な距離をベースにプランを立てたのが敗因です。さて、2日目は念願の軍艦島です。
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