スペイン旅行記 第11話 コルドバ観光 カラオーラの塔・メスキータ編
どうもこんばんは。ループの螺旋階段です。今回も前回に引き続きコルドバ観光の模様をお送りしたいと思います。
この日のハイライトは何と言ってもコルドバ最大の観光スポットであるメスキータです。それ以外にもB級スポットと団長さんの独断と偏見で認定したカラオーラの塔もかなりいい感じにB級でした。
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カラオーラの塔
グアダルキビル川に架かるローマ橋を渡ると対岸にはカラオーラの塔がそびえたっております。まずは何はともあれ写真でも撮ってやりましょうか。
団長さん@カラオーラの塔
お嫁ちゃん@カラオーラの塔
このカラオーラの塔、歴史的にはイスラム時代にできた要塞なのですが、現在は博物館になっています。観光地にありがちな”ただの塔”ではなく、展示物も楽しめるという場所なのです。
入り口で入場料を支払うと、ヘッドセットを渡してこようとする係りの方。しかし、どうせ日本語対応してないだろうし、それで追加料金をとられるのもシャクだと思い、スルーしようとする我々。
そこをしつこく、渡してくる係りの方。どうやら話を聞いてみると、無料のようです。無料と言う言葉には非常に弱いので、あっさりと借ります。音声は当然英語なのですけどね。。。
観光地にありがちな、展示物の前で番号を押せば、内蔵された音声データが再生される・・・という仕組みではないんです。どうやら、ポイント毎に無線でデータが飛ばされていて、それをヘッドセットが受信して再生するというもの。つまり、場所を移動すれば自動的にそこに適した解説が聞けるというものなんです。
これだけ聞くとかなりハイテク感があるのですが、実際はそんなに鑑賞ポイントが離れているわけではないので、よく混線します。
ただでさえ英語でよく分からない上に、音声の質も決して良いとはいえない中での混線。無線を傍受する北の工作員でもあるまいし、もはやよく聞き取れません。
この辺でかなりB級スポットの様相を呈してきているわけですね。展示物をちょっと紹介しましょうか。
イスラムの方々の蝋人形
最初の展示ではこのようにイスラムの方々の蝋人形が4体あります。誰が誰だかはすっかり忘却の彼方ですが、皆さんイスラム時代の偉い方で建国に関わっているのです。ヘッドセットからは彼らの説明や語りが流れ、それに連動してスポットライトも光ります。結構ちゃんとした演出であるのは目を見張るものがあります。
イスラムな絵
これもまたすっかりと何のことか忘れてしまいましたが、イスラムな絵も飾られています。ここでも絵の内容や当時の様子などをヘッドホンを通して知ることができます。なかなか勉強になるスポットなのです。
メスキータの模型
ここでまさかの展開が。このあと見に行こうと思っているこの日のハイライト、メスキータの模型があるではありませんか。いやぁこれはフライングです。と思いながらもしっかりと模型を見ておきます。
展示物はこの辺にして、塔ということで最上階まで上ってみることとします。
ローマ橋とその対岸の様子が綺麗に見えます。快晴と言う天気もあって実に気持ちが良いもんです。ちょっと茶けた建物の壁といい、建物の形と言い西洋文化とイスラム文化のハイブリットな印象を受けますね。
カラオーラの塔は、こういった抜群な景色とちょっとB級感漂う展示が見れるので個人的にはかなりオススメのスポットです。地球の歩き方などではなかなか扱いが悪いですが、是非チェックしてみてください。
メスキータ
ミナレット
メスキータの魅力はなんと言っても、イスラム教とキリスト教の2つの文化が共存していることによる建築様式のハイブリッド感にあります。なぜMIXされたのか、それは歴史的な背景があるわけです。
元々はイスラム王朝であるウマイヤ朝が建設を行い、時間を重ねる中で時のイスラム国家の指導者が増改築をし、気づけば世界最大級のモスクとなったこのメスキータ。
しかし、さらに時代がたつとキリスト教の勢力がこのメスキータを奪い、大聖堂として利用することに。当然、キリスト教徒はヨーロッパスタイルのキリスト教の建築様式で増改築を行います。
その結果、現在のメスキータのようなイスラム教とキリスト教の2つの文化が融合した独特な雰囲気の建築物になったわけです。
うーん、まじめに解説してしまうくらい興味深い世界です。
取ってつけたような解説はこここまで。で、入るなり、内部の円柱の多さに圧巻されます。
“円柱の森”と称される内部
約850本もの円柱があるそうです
お嫁ちゃんもパチリ
柱やアーチの部分を見ると、非常にイスラムの雰囲気が強いです。
が、ちょっと中に進むと大聖堂が・・・
カテドラル天井
パイプオルガン
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