どうもこんばんは。ループの螺旋階段です。スペインの個人旅行ルートを考えるの総集編というか、結論編です。これまで長い長いフリがあったわけですが、今回と次の記事をもってルートを確定させたいと思います。

まず、揺るがない前提条件を確認しておきましょう。

出国便

　12月26日　羽田(12:00) →フランクフルト(16:15)

　12月26日　フランクフルト(20:45)→マドリード(23:20)

帰国便

　1月4日　　バルセロナ(16:10)→フランクフルト(18:25)

　1月4日　　フランクフルト(20:45)→羽田(翌16:25)

 

これだけです。12月26日の夜にマドリードに降り立ち、1月4日の夕方にバルセロナから飛び立つことができれば、その間の10日間は何でもできるわけです。この高すぎる自由度が故、ルート決めは困難を極めそうです。

先述の通り、今回ルートを決めるにあたってはあまりに自由度が高すぎます。まずは、各地の観光したいところをリスト化します。これまでの記事の中で優先度Aとなっているところが中心ですね。

そこを中心にルートを組んでいくことなります。そして、各地での観光に必要な日数を割り出してみましょう。

“スペインを訪れて時間が取れる際は迷わずトレドに行け”的な格言もあるくらい魅力に溢れている街です。トレドは中世のまま時間が止まった街と称されていて、実に団長さんの心を惹きつけます。

 

トレドは街自体を歩くのは当然楽しいのですが、ちょっと離れた丘から街を眺める景色も素晴らしいとのことです。日中だけでなく夜にライトアップされた景色もまた格別のようで、これは是非見たいです。

しかし、調べてみるとライトアップは金曜日と土曜日のみとのこと。ここは絶対に金曜日か土曜日を目がけて行くことにしましょう。そして、せっかくなので、値段は張りますが、パラドールに泊まりたいところです。。。なので、トレドには１日じっくりと費やしたいと思います。

マドリード観光は優先度Aが結構あります。まず、プラド美術館とソフィア王妃芸術センターの２美術館は外せません。そして、この２つの美術館は時間帯や曜日によっては無料になることがポイントです。うまくルートを組めば、旅費の節約につながります。腕の見せ所ですね。

他にマドリードで外せないのは王宮ですね。現在は王族が住んでいるわけではないそうですが、贅を尽くした宮殿は是非見ておきたいです。

上記の２つは観光に結構時間がかかりそうなスポットです。次からは優先度が高いながらもそこまで時間のかからなそうなスポットです。

スペイン広場のドン・キホーテとサンチョ・パンサの像とロルカ像も優先度Aです。是非この目で見ておきたいスポットです。

その他、食事関係で行くとサンミゲル市場と世界最古のレストランとしてギネスブックに認定を受けているボティンは押さえておきたいところ。

ここまでが優先度Aのスポットです。この他に優先度Bとしてプエルタ・デル・ソルとマヨール広場などをピックアップしていますが、ここら辺は優先度Aのスポットでルートを組んだ上で、余裕があれば組み込んでいきたいところです。

その他、優先度Cまでを組み込むとマドリードだけで何日あっても足りない気がしてきます。。。程よいところでの見切りが必要かもしれませんね。とりあえず、最低でも２日間は確保したいところです。

マドリードを発った後は南下してアンダルシア地方を目指します。アンダルシア地方の玄関口はコルドバです。ちなみに、特急電車を利用すると約２時間半弱といった距離です。

コルドバを出た後はセビーリャに行くのが一般的ですが、コルドバからセビーリャは特急電車で1時間ちょっとの距離となります。

コルドバ観光を考えた際にキーとなるのが、”コルドバに泊まるかどうか”という点です。次の目的地になるであろうセビーリャまで約１時間で行けるとなると、夜の内に移動をしておけば次の日にセビーリャを丸々楽しめることとなります。

では、コルドバで優先度Aとなっているスポットを確認していきましょう。優先度Aはメスキータとポトロ広場です。これだけならば３時間もあれば観光はできるかなというところですね。

優先度Bまで広げると、ユダヤ人街とかカラオーラの塔も入ってきます。これらのスポットも優先度Aのスポットに近いため、ルートに入れることは支障がなさそうです。これらを含めてざっと５時間程度、長くても約半日を見込めば良い感じじゃないかと思います。

セビーリャはアンダルシア地方最大の都市です。今回の旅程の特徴として、年末年始を挟んでいることがあります。これが結構ネックでして、大晦日と元日は観光スポットや店の営業時間が本当に読めなくなります。

なので、リスク回避策として大晦日から元旦にかけてを比較的大きな町であるセビーリャで過ごすという選択肢がかなり有効になりそうです。

セビーリャの観光スポットしては、カテドラル、インディアス古文書館、サンタクルス街が優先度Aです。この量であれば１日弱もあれば、見て回ることができそうですが、年末年始を過ごすことを考えると、２日間くらいは確保しておいたほうが安全かもしれませんね。その中で優先度Bのスポットも抑えていきましょう。

あと、セビーリャである必要は必ずしもないですが、どこかで本場のフラメンコは見ておきたいです。

“白い村”については、これまでに幾つかピックアップしてきましたが、アルコスにほぼほぼ確定です。理由はセビーリャから直行バスがあるアクセスの良さと、程よいマイナー感です。

 

アルコスには眺めが抜群のパラドールがあるので、是非一泊したいですね。観光スポットについては、地球の歩き方にはほとんど情報がありませんが、小さな村だと思うので、1日かけて気の向くままに廻ることができれば良いかな、という感じです。

グラナダは何と言っても、アルハンブラ宮殿が優先度Aで控えていますので、そこで思いっきり時間を取りたいところです。他には王室礼拝堂も優先度Aで是非行きたいところであり、それ以外にもアルバイシンなども必見スポットとして控えています。

アルハンブラ宮殿でどこまで時間が必要となるかわかりませんが、１日半程度は最低でも見ておく必要がありそうですね。また、グラナダのバルはワンタパといって、ドリンクを頼むたびにタパスが提供されるスタイルなので、これも是非体験したいところです。

バルセロナはサグラダ・ファミリアという大正義の観光スポットがあるので、そこで半日程度は必要です。あとは、カタルーニャ音楽堂でコンサートにも行きたい。

それ以外にはガウディ関係をどこまで巡るかで必要な時間がかなり変わっていきそうです。最終日は夕方の便でバルセロナから発たなければいけないのですが、最低でも正味２日は確保しないといけないですかねぇ・・・

ここまでで必要な日数の概算を整理してみましょう。ちなみに、初日は23時過ぎに着くので、10日間と言いつつも実質は9日間になってしまいます。

　マドリード：1日以上
　トレド：1日

　コルドバ：半日
　セビーリャ：1日

　アルコス・デ・ラ・フロンテーラ：1日
　グラナダ：1日半
　バルセロナ：2日
　合計：10日

おいおい、既にオーバーしているじゃないか。。。これは他にも行きたかったセゴビアやラマンチャ地方はちょっと厳しいですね。風車とか水道橋見たかったんですけどねぇ・・・

というわけで、ここまでの大枠ができればあとは時刻表や地球の歩き方とにらめっこをしながら、頭をフル回転させれば良い話です。既にかなり紙面を割いてしまったため、今日はここまで！次回こそルートを確定させます。毎度毎度旅行が開始せずにすみません。

スペイン旅行記