スペイン旅行記 第20話 アルハンブラ宮殿をまだまだ堪能

どうもこんばんは。ループの螺旋階段です。前回に引き続き、今回もアルハンブラ宮殿観光の模様をお送りします。

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パルタル庭園

まずはパルタル庭園から。アルバイシン地区を見下ろすことができる展望台には貴婦人の塔があります。この貴婦人の塔、前面には池があるので、逆富士ならぬ逆貴婦人の塔を見ることができます。

この日は風がほとんど無い穏やかな日であったため、逆貴婦人の塔を見るのにはベストな日です。

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貴婦人の塔

ただ、惜しむらくは内部に見え隠れする工事用の足場。うーん、ちょっと残念。

写真だけでは若干わかりにくいですが、塔の奥には窓があり、そこからアルバイシン地区を望むことができます。

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窓から眺めるアルバイシン地区

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窓とお嫁ちゃん

パルタル庭園から遊歩道を歩き、さらに奥に進むとヘネラリフェへ向かうことができます。てことで、向かいます。

ヘネラリフェ

ヘネラリフェはアルハンブラ宮殿内でも外れに位置します。それもそのはず、ここは当時は夏用の別荘として使われていたです。このため、結構な距離を歩いて向かうことに。

歩いていると、観光地お馴染みの顔出しパネルがあったので、珍しく団長さんがはめてみます。

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イスラム感満載

写真をモザイク処理するのが惜しいくらい、団長さんの顔がイスラムチックになっています。かなりの良い出来です。

という具合に、遊びながらそこそこの距離を歩いてヘネラリフェ到着です。先ほども紹介したとおり、夏の別荘ということで、幾分気温が低い気がします。

ヘネラリフェはまたの名を”水の宮殿“とも称されるそうで、いたるところに噴水水路があります。

 
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涼しげな1枚
 
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角度を変えてもう1枚

当然、庭園だけでなく内部も見ることも出来ます。宮殿の中でも最も高所に位置するだけあり、良い景色を拝むことが出来ます。
 
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窓から景色を眺める男
 
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眺めていた景色

ここらで事前に時間指定していたナスル朝宮殿の入場時間が近づいてきたので、中心部へ戻りましょう。

ナスル朝宮殿

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ナスル朝宮殿の予約について

まず前提知識ですが、アルハンブラ宮殿観光のハイライトとなるナスル宮は入場制限が設けられています。アルハンブラ宮殿のチケットは予約可能ですが、予約の際にナスル朝の入場時間を指定することとなります。30分単位で設定されていて、予約するタイミングで空いている時間帯を指定することが出来ます。

今回、我々は出発前に日本から事前予約しましたが、その時点で13:00以前の時間は全てソールドアウトという状況。一応、当日販売も8:00から現地で可能のようですが、売切多発のようなので、事前予約をオススメします。前提知識は以上。旅行記に戻りましょう。

メスアール宮

指定された時間よりも少し前にナスル朝宮殿に辿り着くも、そこには既に同じ時間帯で予約している人たちが列を作っています。観光地に行くたびに思いますが、外人も日本人と同じくらい律儀に並んでいます。てことで、列に並んで時間を待ちます。

で、入場時刻に。小さな入り口を経て、最初に入るのがメスアール宮です。
 
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メスアール宮への入り口
 
ここは現存する宮殿の中で1番古い部分らしく、壁のモザイクも朽ち気味で明らかに雰囲気が違います。
 
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朽ちかけのモザイク壁
 
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細かな彫刻が施された壁

コマレス宮

メスアール宮を過ぎるとアルハンブラ宮殿の中心部であるコマレス宮です。コマレス宮にはアラヤネスの中庭があり、中庭には池が作られています。
 
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アラヤネスの中庭

コマレス宮はさすがにアルハンブラ宮殿の中心であるだけあり、なんとも繊細な彫刻が施された外壁・内壁に思わず息を飲みます。
 
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外部
 
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内部

ライオン宮

コマレス宮の次はいよいよ、ナスル朝宮殿の中でもハイライトとなるライオン宮に突入です。ここの役割は王族たちのプライベートな空間です。それ故に、装飾はどこよりも繊細でレベルが高いものとなっています。

まずは何も言わず、有名なライオンの噴水をご覧下さい。

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お嫁ちゃんとライオンの噴水

一見すると分かりませんが、全12頭のライオンが噴水を支えております。

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ライオンアップ
 
アップにすると多少ごまかせるのですが、噴水の全体像を撮ろうとすると他の観光客がどうしても写りこんでしまいます。
 
しかし、観光客の流れというのは一瞬切れる瞬間があります。ファインダー内にその状況をおこせば誰もいない雰囲気の写真を撮ることができます。
 
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奇跡の瞬間

団長さんはライオンの噴水を独り占めしたような写真を撮ることができて大変満足です。

ライオン宮には噴水がある中庭を囲んで3つの噴水があるので順に見ていきましょう。

まずは南側にあるアベンセラッヘスの間です。この部屋はちょっといわく付なんです。何でも、アベンセラッヘス家の男36人が対抗勢力の策略により皆殺しにされた場所らしいんです。その際に流された血が流れ、ライオンの噴水を通じて中庭まで飛び散ったとか何とか・・・おっそろしいですね。。。

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モザイク壁
 
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お嫁ちゃん@アベンセラッヘスの間
 
モザイク処理のため伝わりませんが、上記の話を聞いたお嫁ちゃんの表情は怯え気味です。
 
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アベンセラッヘスの間から見たライオンの噴水
 
アベンセラッヘス家の男たちの血はこのルートを流れていったのでしょうか・・・そんなことを考えていると団長さんまでちょっと恐ろしくなってきました。
 
続いては二姉妹の間へ。この部屋はアルハンブラ宮殿の中でも最も精密な彫刻が施された天井を見ることができます。
 
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二姉妹の間
 
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二姉妹の間の天井アップ
 
ということで、以上がナスル朝宮殿までを含めたアルハンブラ宮殿の観光となります。時間は既にとっくに午後に突入して14時前です。朝9時か入ってたっぷり5時間楽しめましたが、時間が許されるならもっとゆっくりとしていたいものです。そう感じさせる場所なんです。

アルハンブラ宮殿で飲むビール

さすがに5時間ぶっ通しで歩いて疲れた我々。昼食はグラナダ市街にまで戻ってとることにしていたので、宮殿内で休憩とることに。

そんな我々にお誂え向けの場所が宮殿敷地内にはあります。それは軽食や飲み物を扱っているカウンター
 
団長さんはノータイムでビール、お嫁ちゃんはミロを注文です。

ビールはあっという間に注がれて手元に来ましたが、ミロは粉だけがコップに入れられて手渡しをされる始末。
 
さすがのお嫁ちゃんも粉のままでは摂取できないので、ミルクは入れてくれないかと、不安げな表情で見つめます。
 
すると、その空気を察した店員さんは「心配しなさんな」というスマイルでミルクを入れてくれました。
 
よく分かりませんが、若干の時間差システムだったようです。
 
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アルバイシン地区をバックにビールとミロ
 

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ご満悦な団長さん

外で飲む、ましてや世界遺産内で飲むビールなんて格別と言う言葉以外の表現が見当たりませんね。てことで、エネルギーチャージもできたので、アルハンブラ宮殿はこれにて終了です!

次回予告

アルハンブラ宮殿をたっぷり堪能した我々。この後は腹ごしらえと王室礼拝堂を観光して、夜行列車でバルセロナに向かいます。10日以上に渡るスペイン旅行もいよいよ終盤。次回もお楽しみに~。

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