スペイン旅行記 第18話 グラナダで人の温かさに触れる

どうもこんばんは。ループの螺旋階段です。遅い昼食を取り終えた我々。夕方からは3時間をかけてグラナダを目指します。ということで、セビーリャとはこれでお別れです。

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セビーリャ駅を目指す

まずはホテルに一旦戻ります。理由はキャリーケースを預けているからです。もう勝手知ったるセビーリャの街、難なくホテルに辿り着き荷物をピックアップして、いざセビーリャ駅へ。。。

セビーリャに到着したときの記事を読んでいただいた方は覚えているかもしれませんが、このホテルは駅まで非常に遠いんです

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徒歩での移動はまずムリ。てことで、バスに乗る予定だったのですが、がっつり・まったりと昼食を楽しんだ我々には意外に時間がありません

他の区間の電車であればまだしも、セビーリャ-グラナダ間の電車は本数が少ないので予定していた電車を逃すわけにはいきません。というか、日本で予約したチケットが無駄になってしまうし。

ということで、奥の手であるタクシーを大胆にも使ってしまうことに。これまで、他の交通機関が乏しく、どうしても必要に駆られて利用するパターンはありましたが、バスがある場所で使うのってかなりレアです。うーん、贅沢。

近くのバスターミナル前でタクシーを捕まえて、無事電車の電車の出発時刻前に駅に到着です。

バイバイ セビーリャ

無事、セビーリャ駅に着いたので、これにてセビーリャとはお別れです。2泊しましたが、良い街でした。

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セビーリャ駅のホーム

3時間という、やや長めの移動。うとうとしたり、景色を眺めたり、地球の歩き方のグラナダのページを読んだりしながら、過ごします。

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スペインの車窓から

日本とは違い、海外の電車は前後の座席と座席の間が贅沢にスペースを確保しているので、実に快適です。そんな快適空間で日本語が耳に入ってきました。

実は、この旅の間、日本人にはほとんど遭遇していなかったんです。韓国系の人は良く見ていましたが、久々の日本人発見に若干テンションが上がります。ちなみにカップルでした。

なんてことをしている内に外は真っ暗。そしてグラナダに到着していました。

グラナダ到着

電車を降りてまず思ったこと。

寒っ!

いや、ほんとに寒い。この旅の中で寒さを感じたことはマドリードくらいでしたが、グラナダはマドリードよりも全然寒い。

アンダルシア地方の暖かそうなイメージにすっかり引っ張られていた我々は乾燥してピンと張り詰めたような冷たい空気にすっかりびっくりしてしまいます。

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グラナダ駅

グラナダの街もセビーリャやコルドバ同様に中心部は駅から離れています。てことで、地球の歩き方に従い、バス停を探す我々・・・しかし、いまいちわからない。

キョロキョロしていると路面電車の駅らしきものが見えてきます。しかし、路面電車のことなど個人旅行者のバイブルこと地球の歩き方には一言も触れられていない

果たしてこの路面電車に乗れば、ホテルの近くにある目的地である広場に着くものかと考えていると・・・先ほど同じ電車で見かけた日本人カップルが我々に話しかけてくれるではありませんか。

どうやら話を聞いていると、ほんとにごく最近できたての路面電車であり、我々が行きたい方面にも繋がっていることを教えてくれました。しかもそこで終わらずに、同じ方面に向かうからということで、一緒に電車に乗ることに。

料金システムがわからず、とりあえず乗り込むと、プリペイドカードで明らかに我々の分まで運賃を払ってくれてる気が・・・さすがにそこまで世話になるわけにはいかんと思い、運賃を聞き出そうとするも、教えてくれない彼。結局どうしても払わしてくれというと1ユーロだけ受け取ってくれました。ほんとはもっとかかってるはずなのに・・・

路面電車の中で宿泊予定のホテルを伝えると、わざわざ同じ駅で降りて、どっち方向に歩けば良いかまで教えてくれるお二人。いやぁ親切すぎる。。。

話を聞いてると、ここグラナダで日本食レストランを経営しているそうな。グラナダを気に入って欲しいし、これも何かの縁ということで助けてくれたみたいです。うーん、人間ができすぎてる・・・

ということで、何の問題もなくホテルに到着です。チェックインして、荷物を置いて晩御飯を食べに夜の街へ繰り出しましょう。

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部屋は141号室!

グラナダでパエリアを食す

スペインは各地で名物料理が多くて、何を食べたら良いのか嬉しい悲鳴が上がる国です。この日は元日と言うことで、お店を予約済みなのです。パエリアが自慢のラ・パラーラという店です。定番中の定番であるパエリアも旅程前半のマドリード以来ご無沙汰です。

この店、日本に居るときに予約したのですが、店のサイトに記載されていたメールアドレスにメールをすると30分足らずで返信が来るというレスポンスの良さです。ただ、ホテルからのアクセスは若干悪く、結構歩く。。。

グラン・ビア・デ・コロン通りという結構広い通りを北上していき、大きそうなスーパーが見えたら左折して路地に入っていく・・・というルートで辿り着けることはリサーチ済みです。が、まさかのスーパーが工事中であり、柵で囲まれていて、超絶わかりづらいという有様。危うく通り過ぎそうになりますが、なんとか辿り着けて一安心でした。

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外観

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お馴染みのビールとモスト

とりあえず、着席するやいなやビールとモストをオーダーです。すると、何も頼んでいなのにおつまみが出てきました。

これが本で読んだワンタパというやつか。飲み物を頼むたびに小皿料理が出てくるという噂は聞いていたのですが、全然それを体験できてなかったんですよ。どうやら、ワンタパの文化はスペイン全土にあるわけではなく、グラナダ特有のものみたいです。たぶん。

しっかし、オリーブ美味しい。これだけでもパエリア来る前にビール飲みすぎちゃいますわ。

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イベリコ豚のソテー プルーンソース

パエリアだけってのもアレかと思い、スペインらしくイベリコ豚のソテーを頼んで見ました。手前にあるのはプルーンソースです。おしゃれです。でも、男らしく塩かなんかで食べた方が好みでした。贅沢を言うなら、醤油があると更に好みだったと思います。ただ、豚自体の味は甘くて美味しかったです。

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お待ちかねのシーフードパエリア

この旅の中でこれまで2回ほどパエリアを食べてましたが、市場の中の簡易的な店だったり、雑な店のセットメニューだったりで専用の鍋で仕上げた本格的なパエリアを食べるのは何気に初めてです。

エビやムール貝、イカの旨みを吸いに吸って炊き上がった米は美味としか言いようがないです。うーん、美味い。

全然関係ない話を最後に1つ。この店の照明の波長なのか分かりませんが、食事中に異様に眠くなります。団長さんだけでなくお嫁ちゃんも含めて二人ともその現象に襲われました。食事中に寝落ちしそうになるなんて、初めての体験です・・・疲れがたまってるかもなので、そそくさとホテルへ帰り就寝です。おやすみなさい。

ラ・パラーラの詳細は別記事にて

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次回予告

いよいよグラナダに到着した我々。翌日はグラナダのハイライト、アルハンブラ宮殿を堪能します。それではまた次回をお楽しみに。さよなら~。

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