どうもこんばんは。ループの螺旋の階段です。ANAファーストクラスの搭乗記の第4回目です。前回までに機内食は紹介したので、今回は機内の過ごし方にスポットを当てて紹介したいと思います。

離陸後、しばらくするとCAさんが「リラックスウェアに着替えませんか？」と尋ねてきます。私は、食事するときにリラックスウェアを着るのは何か違う気がしたので、食事が終わってから着ることとしました。

着るとこんな感じ

このリラックスウェア、ぱっと見た感じはただのスウェットに見えないことも無いですが、着てみると全然違います。まずは、着心地が軽いです。あと肌触りが優しい感じです。そして、これは寝るときに気づいたのですが、薄手の生地にもかかわらず、全く寒くないのです。

ちなみに、このリラックスウェアは貰うことも可能です。海外のホテルには日本のように浴衣などの寝巻きは用意されていないので、非常に重宝します。

1機に8席しかないシートなので、実に贅沢にスペースが使われています。シートは1-2-1の配置であり、窓側のシートに関しては、完全に個室のように使うことが可能です。中央の並び席は席の間には仕切りがありますがスライド可能であり、隣の席と会話することができます。距離感は下の写真をご参照ください。



このシートはリクライニングやフルフラットまで電動制御が可能で、自分にベストなモードを微調整しながらセッティングすることができます。寝るときはCAさんにお願いして、ベッドメイキングをしてもらいます。すると、こんな感じで寝ることができます。

安らかに眠る

今回はファーストクラスを余すことなく楽しみたいから、極力眠りたくないという思いがありました。が、その後の旅行に影響する恐れもあるので、多少は寝ることにします。このフルフラットなシートは飛行機内とは思えないような快眠をもたらしてくれます。

それもそのはず。ベッドパットからブランケットまで東京西川やテネリータのこだわりの品が使われているようです。おかげで、短い睡眠時間でも熟睡でき、体力を回復することができました。

また、モニターは23インチの大型液晶スクリーン、ヘッドホンはノイズキャンセリング機能を備わったソニーの高級ヘッドホンが採用されていて、機内とは思えない、臨場感で映画などを楽しめます。

食事メニューの中には好きなタイミングで追加注文できる品がいくつかあります。食い意地を張っていくつかを頼んだので、そちらを紹介いたします。

まずは団長さんの大好物のクラムチャウダー



続いて夜食に食べたとんこつラーメンことそらとん

朝食としてチョイスしたのはキングサーモンといくらのお茶漬け



おまけとして蟹甲羅焼き

これまで、散々ファーストクラスの良かったところをお伝えしてまいりましたが、1番良いところについて、まだ書いてなかったので、最後に紹介します。非常に月並みな表現ですが、「行き届いたサービス」が1番の魅力だと思います。

例えば、水がそろそろなくなったなと思いつつトイレに向かい、帰ってくると新しいミネラルウォーターが置かれているとか、そういう心遣いってのがたまらなく嬉しいのです。

こんな快適な時間を過ごしているとあっという間にフランクフルトに到着してしまいます。12時間弱のフライトですが、長さを全く感じさせないというか、もっと何時間でも乗っていたい。そう思わさせられる至高の時間でした。

往復で280万円程度のフライト、つまりこの片道の行程が約140万円と考えると、とてもじゃないけど自腹では手は出ませんが、マイルであればまた乗れる可能性もあります。そこに向けて、陸マイラーとして活動していきたいところです。

旅行自体は、この後フランクフルトからマドリードに向かうことになりますが、そこから先はスペイン旅行記に任せることにして、次回のファーストクラス搭乗記としては、帰りのフランクフルト→羽田便のことを紹介します。

ANA-ファーストクラス搭乗記 スペイン旅行記 　 ANA ファーストクラス