スペイン旅行記 第13話 セビーリャ発のアルコス・デ・ラ・フロンテーラ着

どうもこんばんは。ループの螺旋階段です。この日は12月30日です、遂に2014年も残りわずかとなり、旅行も5日目に突入です。この日はアンダルシア地方の小さな村、アルコス・デ・ラ・フロンテーラに向かいます。

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12月29日の日程

1230

前日の夜にセビーリャ入りをした我々は、そのままセビーリャ観光に突入・・・とはならずセビーリャを1度離れてアルコス・デ・ラ・フロンテーラに向かいます。この町は・・・というかもはや村なんですけど、あまり馴染みがないかもしれませんが、分かりやすくイメージするような、青い空・白い壁の町並みならぬ村並みを見ることができる場所なんです。

このような白い村はアンダルシア地方には点在しているのですが、ネックとなるのはアクセスの悪さ。なんせ、どこもかしこも田舎の村なので電車で行くってことができないのです。

一般的には近くの比較的大きな町までは電車で行き、そこからはバスで行くと言う個人旅行者泣かせの手段となります。海外の長距離バス、電車以上のハードルの高さがありますよね。。。

てことで、アクセスの悪さでは多少の差があるものの、大差がない白い村の中で今回我々の滞在先として白羽の矢が立ったのがアルコス・デ・ラ・フロンテーラです。

その理由は、セビーリャから直通バスがあって乗車時間も2時間程度ということと、そこまでメジャーな村ではないため人が少なくゆっくりできそうってことです。

バスからバスの乗り換えは時間が読めなさ過ぎてかなりリスキーです。

ルート考察については別記事でガッツリと語っているので、よろしければこちらもどうぞ。。。

Spainスペイン個人旅行ルートの決め方 結論編2
どうもこんばんは。ループの螺旋階段です。旅行の内容の紹介どころか、旅行ルートすら確定しないことでお馴染みのスペイン旅行記も今回...

いざアルコス・デ・ラ・フロンテーラ

今回我々が滞在しているホテルはRibera De Trianaというホテルでグアダルキビル川沿に位置しています。

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朝のグアダルキビル川
 
バスはセビーリャを9:30発なので朝はそこまで早起きする必要がないことも嬉しい。しかし、バスターミナルは駅とは全然違うところにあります。
 
この日はバスを乗り過ごすと全ての計画が頓挫するので、多少は余裕を見て早めに出発です。
 
このホテルには2日後にも再び泊まることとなるので、キャリーケースといった大きな荷物は預けておくことに。
 
道中、スペインらしくマタドールこと闘牛士の銅像があったりします。
 
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闘牛士氏
 
若干道に迷いつつ焦りながらも、人に聞いたりしながら何とか時間までに到着です。
 
今回の旅の全般で感じたことですが、スペインでは女性よりも男性の方が年齢問わずにとても親身になって道や降りるバス停などを丁寧に教えてくれます。
 
逆に女性は全体的にサラッとしたアッサリ対応を取られることが多かった気がします。そんな国民性なのでしょうか。。。
 

セビーリャ発アルコス行きのバス

バスの出発時間前にバスターミナルに着けばこっちのものです。なぜならば、バスのチケット日本からネット経由で購入済みなのです。
 
しかも座席指定までできてしまうという便利さ。
 
まぁ気合入れて発売日と同時に予約して、座席指定したのにも関わらず、バスは8人程度しか乗っていなく、ガラガラだったんですけどね。
 
しかも、座席指定した席に老夫婦が先客として座っているという。。。若干のバツの悪さを何故かこちらが感じつつ指摘すると、明らかな不満顔になりつつも席を譲ってくれました。
 
これで、アルコスまでは何の心配もなく着くな・・・と思ったのが甘かった。
 
なんと、出発して20分くらいでしょうか。まだセビーリャ近郊だと思うのですが、道端にバスが停車しだします。そして、ドライバー氏が乗客に対して降りるように促してくるではありませんか。
 
一体何事か、全然自体が飲み込めないままバスを降ろされる8人の乗客。そして、バスを降りたところには別のバスが。。。
 
様子から察するに、どうやら別のバスに乗り換えろと言っているようです。スペイン語がよくわからず不安を感じまくりつつですが、元乗ってたバスは乗客が降りるなりどこかへ走っていってしまったので、新しい方のバスに乗るしかありません。
 
明らかに不安そうにしている我々を見かねてか、旅の達人風な一人旅中の日本人の淑女がこのバスはアルコスに行くから大丈夫だよ、と教えてくれました。これで一安心。
 
バスは終点と言うこともあり、安心したお嫁ちゃんは夢の中へ。かたや、団長さんは車窓を流れていく風景を眺めて過ごします。
 
そうこうしていると、丘の上に白い壁を有する建物が見えてきました。お、着いたか、そう思って完全に寝ているお嫁ちゃんを起こして、そろそろ着きそうだよと告げます。
 
しかし、そこでバスはその村でバスは止まりません・・・どうやら、アルコスはまだ先のようで、名も無き白い村のようです。フライングで睡眠を妨げられたお嫁ちゃんは不満げ。すみません。。。
 
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到着!
 
そんなこともありつつ、無事アルコス・デ・ラ・フロンテーラに到着です。いやぁ、色々ありましたが、無事着いてよかった。

まずはパラドールを目指す

この日の宿はちょっと奮発してトレド以来のパラドールです。まずはパラドールにチェックインをしてから観光に参りましょう。
 
で、実はここからが結構な問題を抱えているのです。
 
元々、このアルコスに来たのはあまりメジャーな村じゃないからってのが理由の1つだったわけですけど、マイナーなせいか個人旅行のバイブルであるところの地球の歩き方に掲載されている地図がまさかのイラスト。。。

しかもバスターミナルからパラドールまでの道はイラスト地図の範囲外です。これまた不安が募るわけですよ。てか、マイナーな町こそ、しっかりと紹介して欲しいのですがね。
 
そこに救いの手が。。。先程、バスで不安を取り除いてくれた淑女が一緒にタクシーで行かないかと打診してくれます。しかし、何となく歩きたかった我々は勢いでこの誘いを断ってしまうことに。
 
まぁパラドールなんて有名どころは道中に看板があるからいくらでも辿り付けるだろうの精神です。あと、高台にあるってこともリサーチ済みだったので、とりあえず標高が高くなる方向に歩いていくこと。

予想通り、パラドールを案内する看板を見つけたので、これで道迷うこともなくなりました。が、高台ってことで正直結構歩くのがきつかった。キャリーケースがなかったことが不幸中の幸いです。
 
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道中の景色
 
ぐんぐん坂道を上っていくと、そこには門が。いわゆる、白い村ゾーンへの入り口のようなものです。
 
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入り口
 
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上ってきた坂道をバックに
 
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門から見た景色
 
門をくぐると、道は一気に狭くなります。建物の白い壁で挟まれた路地です。うーんいい雰囲気。
 
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これでも大通り気味
 
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お嫁ちゃん@白い坂
 
このエリアまで来ると、地球の歩き方に掲載されているイラスト地図でもどこにいるかがわかってきます。パラドールは見落としようもないほど目立っているので、難なく到着です。チェックインして荷物を置いて村に繰り出すことにしましょう。

次回予告

バスを急遽乗り換えるといった予定外の事態に巻き込まれながらも、何とかパラドールに着いた我々。次回はアルコス・デ・ラ・フロンテーラを散策する模様をお送りいたします。お楽しみに~。

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